愛しのDarlingは先生様~好きやねん!~



しかも、あたし『あれ』扱い!?


親友の扱い、雑なんとちゃう!?


危うく、うっかり“惚れ直したぜ(キラーン+゚)”的な雰囲気で流されるとこやったわ!!



「ぁ…ありがとう……ございます………。
…それじゃあ、お言葉に甘えさせていただきますね……」

「全然甘えてもらって構わへんねんけど、同じ学年やのに敬語はなし!!
そんな固くせんと、楽にしてええねんで?
…あたしら4人、もう友達なんやから!!!!!
なぁ?
涼も愛姫も」



栞が上を見上げた。


しっかり教室の方見とるから、こっから中庭が丸見えなん知っとったんや…。


ほんでもって、あたしらが覗いてることも。



「………おう!
翡翠、今日から友達やで!!
オレのこと、涼て呼んでええからな!!」



涼くんが右手を上げて応えた。


もちろん、あたしの答えも決まっとる。



「翡翠く━━ん!!!!!
これからよっろしっくなー♪」



Vサインして、大声で叫んだ。


中庭におる栞と翡翠くん。


栞は満足げな笑みを浮かべとる。


…けど、翡翠くんは感激のあまり(?)目に涙を浮かべとる。