Ciel~蒼キ天使~



《僕はね、きっとキミみたいな人を探してたんだ。》


とても、寂しそうな瞳をしていた。


《僕には、記憶も名前もないんだ。》


私は驚いて目を見開いた。ずっと孤独を味わって来たのだとわかったから。

それに、記憶がないことがどれほど辛いかわかるから。


「私が名前をあげるよ。」

《えっ》

天使は驚きが隠せないようだけど私は続けた。


「ciel
(シエル)空って言う意味だよ。」