隣のイケメン君★



何かムカつく……


「ははは。じゃあ取り合えず来週記者に発表ね?」


「「はい。」」


「奏汰は指輪玲に渡したの?」


指輪……


「渡してない。指輪の変わりにネックレスあげた。」


「ふーん。それね~」


社長か玲の首を見てニヤける。

何か恥ずかしい!!


「学校にも行くんで失礼します!!」


玲を引っ張って事務所から出た。

それから真由さんに乗せてもらって初めて大学に来た。


「結構でかいな……」


「あたしも最初はそう思った!!」


最初だけか……

玲に連れられて教室に向かった。


ガラガラ


教室のドアを開けると授業中なわけでみんなの目線が集中的に俺らに向けられた。


「カナタ君だ!!」


眼鏡をかけたいかにも真面目そうな女が声を上げた。