「玲……」
「何?」
「結婚してください。」
「…………」
へ?
奏汰何て?
けっこん?
……けっこん。
結婚!?
じゃあこれって……
「……プロポーズ」
「そうだな。」
嘘……
うれしい……
「……玲!?!??何泣いてんだよ……」
奏汰があたしの頭を撫でる。
突然すぎるよ……
「……奏汰のバーカ」
「玲。返事わ?」
返事……
そんなの決まってるじゃん……
……でも
「もう一回言って?」
「……超わがまま」
わがままでいいもん。
「中堀玲さん。僕と結婚してください。」
「…お願いします。」
「じゃあ明日報告な?親と社長とかに」
「……わかった。」
まだドキドキが止まらない。
「玲。幸せにするからな。」

