嫌……

怖い……


「玲?お父さんだよ?」


やだ……

来ないで……

近づかないで……


携帯を出して奏汰にかける……


『はい。』


「助けて!!!奏汰!!」


『玲!?』


「やだよ……」


「玲何でそんなに嫌がるんだい?」


嫌だよ……

当たり前じゃん……

あんなにあたしにあたってれば怖いよ…


『玲!?』


「ほらっ!!おいで?」


手を広げて近づいてくる。

あたしは後が窓で逃げる所がない……



奏汰……


「奏汰!!!」


「何で家から出てったの?」


怖い……


「何か言えよ!!!」


「……うっ」


投げ飛ばしてあたしの上に股がる。


「どいてよ!!!」


「誰に向かって言ってんだ!?!?」