私の左隣には、同じ美術部の戸倉 深帆ちゃんがホットレモネードに口をつけていて、ほぅ、と一息ついている。 私達の斜め後ろのテーブルには、バスケ部の日野 浩太先輩と吉岡 加奈先輩がパンフレットを覗いている。 肝心の中林先輩と宮越君は、一つ挟んだ前のテーブルで楽しそうに笑っている。 「次はどうします?」 穂杉君が芹沢先輩と後ろの先輩2人に聞いている。 「そうだなぁー。あ、伸、アイツらが呼んでるぜ。」 日野先輩の指す方を見ると、宮越君が、伸 来いよー、と手招きしていた。