3人の き も ち



「高原さんって照れ屋だけど、話すと楽しいイイ子だよって。本当だね。」


…顔が赤くなるのがわかった。


「映樹と仲も良いよね?ああ、おばさんが最近来ないから気にしてるよ?」


それは、…宮越君が来て欲しくなさそうだから…。


「高校の勉強が難しくて、忙しくて行けないから…。」

「映樹に教わればいいじゃん。アイツ頭良いから。」

「ほ…穂杉君だって、すごく勉強ができるでしょう?」

「……。」


…あれ…?


「アイツは別格だよ。いわゆる天才って部類の奴だろ。
…俺は努力しなきゃって奴かな。」


そうなんだ…。