自室に飛び込んで。 [ 佳苗に、なに頼んでいるの?! ] 抗議のメールを送信したら、しばらくして返信がくる。 [ なんでもねーよ オワリ ] …えっくん…なにそれー! なんなのー!? ―好きなんだ?― ふいに佳苗の言葉が。 穂杉君の笑顔が、初めて見たあの時の笑顔が。 同時に浮かんで。 …そう…か…。 私、穂杉君のこと。 好きなんだ…。