小さな座卓に向かいあって、お互いに解らない箇所を教えあう。
昔からそうやって勉強して来たから。
突然
「…もう、今日で…無しな。」
え?
「何が?」
「だから…勉強会。」
沈黙が 苦しい
「…それは、…居候さんと、関係あるの?」
「い、や。…アイツは、関係ない。そうじゃなくて、…う、……あー……へ、変な、噂、とか、さ。」
真っ赤になって、しどろもどろ話す姿を見て。
あれ?えっくん、もしかして
「ははぁーん。好きな女の子が、いるんだ?」
「なっ!な、に、言ってんだ!」
もっと真っ赤になった。
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