なにやら忠告らしき事を言われ、心の奥に現れた不満が日を追うごとに色を変え、大きさも変化していく。 息を吐き出しても減ることの無いソレに、映樹は落ち着かない。 すると、そんな映樹の雰囲気が伝わったのか、早苗までよそよそしくなってきた。 笑顔までぎこちない。 まるで、ヤツが居なくなった頃の様で、映樹は腹ただしくて仕方ない。 そんな時だった。