あまり考えない様に授業も休み時間も、その時やらなきゃいけない事やっている事に集中してきた。 疲れてすぐ眠れる位、部活動も全力で取り組んでいる。 なのに、今日はなかなか寝付けない。 プレゼントを貰って、嬉しそうな笑顔を見たら…。 もうこんなにも、心が痛い。 何かが胸の奥底から溢れそうで、重たくて、辛い。 映樹は何度も寝返りし、意識から放り出そうとする。 けれど、消えないこの想いは…。 純粋な物だと、思いたい。 だって、好きな気持ちは本当だ。 だから傍にいたい。 ずっと見守っていたい。