圭吾が腹を抱えて大笑いしている。
早苗は困惑しているし、当の本人は涼しい顔だ。
「なんで居るの？」
と、映樹の背後から、弥生が疑問をぶつけてきた。
「あ、弥生ちゃん。私もイイ？」
「亜矢子は、イイけど…。」
言外に、男子お断り。を滲ませながら、弥生は早苗の隣に腰掛ける。
「まあまあ。皆で食べるのも、楽しいよ。」
「そうだよね。」
カラリと笑う圭吾と亜矢子に、何を感じたのか。
弥生は肩を軽くすくめると、食べようか、と早苗に苦笑して促し食べ始める。
後日、映樹は弥生に「毎日は来なくてイイ」と、釘を刺されてしまった。
