太平洋沖にて

この曲を聴き終えたら、彼の隣に戻り、
肩に頭を乗せてみようと思った。

本当はすぐにでもそうしたい気持ちがあった。


やっぱり、愛しいのだ。

ただ、もう少しだけこの孤独に浸りたい。
風呂上りの缶ビールに例えられる心境。

その刹那、とすん、と座席が揺れる。