明け方





「お疲れ様でした」





その言葉と共にスタッフに手渡されたお金





私の一日は紙切れとなって形を残す





それ以外何も無い





大切な居場所も





愛しい人も





悲しむ事も無い





変化の無い毎日を生きていた