美湖 夜空を見上げてごらん?【月】

私の病室の前に立っていたのは心とケン君。

愛美とキョウスケ。

そして、マドカとハヤト。

「知らんわ。なんか急に怒ってどっかに行ってもうたわ。」

「まあ、ようするに、ハヤト君と、南波は喧嘩したってわけね。」

ハヤトがそう言った後、心が言った。

「痴話げんか?」

私が言うと、みんなが爆笑した。

まあ、看護士さんに、「ここは病院なので静かにしてください!!」って怒られたけど。

「ち・・・・痴話げんかなんかと違う!!あれはあいつが悪いんよって俺のせいにして逃げてったんや。」

ハヤトがちょっと子供っぽく見えた。

「ハヤト君って、かわいいのね。でも、南波が怒ったのはなぜ?」

私は聞いた。

「それは心が説明しましょう。」

「心が?」

そう言って心は説明を始めた。