美湖 夜空を見上げてごらん?【月】

みんなが帰った後、私は泣きじゃくった。

お姉ちゃんの話がまさか出てくるなんて思わなかったから。

しかも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マドカの前で。

「やっぱりか・・・・・・・・・。」

静まり返った私の個室によく聞きなれた声が響いた。

「ま・・・・・・・マ・・・・・ドカ・・・・・・。」

私は真っ赤に腫れあがった私の眼を隠すように・・・・・わざとマドカと目を合わせなかった。

「・・・・帰ってなかったんだ。」

やっと見つけた言葉がそれ。

なんだそれって感じでしょう?

でも、その言葉しか見つからなかった。

ううん。そんなの言い訳。

その言葉しか言えなかった。

「お前・・・・ホントはみんなに帰ってほしくなかったんだろ?なのに帰ってもらったってことは・・・・・・。」