美湖 夜空を見上げてごらん?【月】

「美湖!!!」

全員が私の名前を呼んだ。

「大丈夫か?痛いとことかないか?」

マドカが私に言った。

 私の手を握っていてくれたのはマドカだったんだ。

 そう思って握られた私の手をみると、包帯で巻かれていた。

「・・・・・・・・包帯・・・・・・・。」

なぜか口からそう出ていた。

と、思った時、お姉ちゃんの顔が頭の中に出てきた。

 お姉ちゃんも包帯巻いてたな・・・・・。

なーんテ。

「包帯がどうかした?美湖・・・・」

愛美がそう言いかけた時、それを心がさえぎった。

「美湖は包帯が嫌いなの・・・・・・!!」

「なんで?包帯が嫌いって・・・・・手触りとか?」

南波が言った。

「違うわよ・・・・・・美湖のお姉さんが屋上から飛び降りた時お姉さん一回、なんとか助かってたけど・・・・・からだじゅうに包帯巻いてたのよ。だから、それを毎日見ていた美湖は、包帯を巻くと死ぬんじゃないかって思っちゃうの。それで・・・・・・。」

「やめて!!」