チラッと時計をみる。 「もうすぐ9時か・・・・・・・・・・・・。」 冬の寒い朝、私は目覚まし時計をみながらそうつぶやいた。 今日は木曜日。 学校は始まっている時間。 でも、今日は行く気にはなれなかった。 お母さんの余命宣告を聞いてから丸一日。 いつもと同じ朝がやってきた