―ギュッ

俺は思わず 亜希の手を握っていた

亜希を見ると びっくりしてこっちを見ていた。

そういあ こんなことしたこと無かったもんな。

「これくらい、べつにいいだろ? 恋人みたいなことしたこと無かったし。」

「うん。すごくうれしい!! あと、あのね 将太にプレゼントがあるんだ。」

プレゼント?? 

「はい、コレ。メリークリスマス&お誕生日。あっ誕生日は優斗とかに聞いたから、

 安心して。ストーカーとかじゃないから」


「カノジョがストーカーだったら 怖いだろ」


「あっ!!たいした物じゃないから 期待しないでね」


ガサガサっと袋を開けてみると 手編み?の小さなサンタと雪だるまの

キーホルダーだった。

なんともキレイにできている。

「これ 亜希が作ったの?」

「うんん、買った」

か、かった?? なんかひどい。勘違いした自分が恥ずかしい。

「・・・・・・そっか」

「うそだよぉ~ん ちゃんと作りました。すっごく 頑張ったんだから

 どぉ?うまくできてるでしょ」

「うん。すごくキレイ」

「よかったぁ~ 捨てられたら どうしようかと思った」

「亜希からもらったものは捨てないよ」

「アリガトウ」


こうして たわいも無い話をし

俺らの 幸せなひと時は

幕を閉じていったのであった。