=加奈SIDE=

私はあの日、

2人の気持ちに気づいた。

あれは理科の授業の日だった。

居眠りしている亜希を

からかいながら起こしている将太。

お似合いだな~って思いながら

見ていると、隣に

「あの2人、お似合いだなー」

私と同じこと考えてる人がいた。

それは、拓也だった。

「そーだよね~」

私は拓也に話しかけた。

すると、

「わぁっ、聞こえてた??」

拓也がびっくりしてる。

「ははは、聞こえてたよ(笑)」

私は笑いながら言った。