ケンちゃんはふっと寂しい顔をしたように感じた。 「…………誰にでも優しいわけないよ… さぁちゃんだから、 優しくしたいし、守りたいって思うんだ」 「……ぇ?ケンちゃん?」 ケンちゃんは私の頭を撫でる。 「俺… さぁちゃんのことが好き。 付き合いたい… 大好きなんだ…昔も今も…」 ケンちゃんが私のこと好き? 私の気持ちも同じ…だけど… 「………ケンちゃん、ゴメン…」