LOVEはおいしい香りと共に

離れ離れ…

誰が……？



「そ…んなこと言ったって…


ケンちゃんの将来のことでしょ？




いちいち私に相談なんかしなくていい………」





そうだよ…
先生だって、周りの人に流されたらだめだって言ってたし…







「………そっか…」





ケンちゃんは寂しそうな顔をしたけど、私は気付かないふりをした。





ケンちゃんがいなくなると思うとどうしてもこんな言葉しかでなかった。



ごめんね…
素直になれなくて…




本当は行かないでって心の中で叫んでいたんだよ…