運命のヒトを。


「なんか久しぶりな気するな!」

そう声をかけてきたのは、雄太…その横に拓也。

「春季講習は毎日会ってたしね。」

あたしと愛美は同じ中学だが、雄太と拓也は違う中学で、会うのは一週間ぶりだった。

「俺と拓也同じクラスやったわ。」
「いーなー。あたし愛美と離れたし!」

「愛美よかったな!こいつと離れて。」

…拓也め。
本当意地悪!

愛美とは仲いいのに。