「てかホントに分かってんの?」
あたしは疑いの目で松崎を見た。
「俺のよく知ってるやつだろ」
「うっ・・・」
やっぱり分かってるみたい。
なんか悔しいー!
「本人は全然気づいてないけど」
「良かったぁー」
あたしはホッと一息ついた。
「天然だからな」
「それ思うー」
あたしはクスクスと笑った。
「お前も天然だよ」
「あたしもぉ!?」
「ド天然だろ・・・」
松崎は意味ありげに言った。
「でも応援はしないから」
「え?なんで?」
「なんでも」
「えぇー!!」
松崎がなにか呟いた。
「え?なに?松崎」
けど松崎はあたしの言葉が
聞こえてないみたいに無視。
こいつーー!!

