「大丈夫ー?」 遊斗と言われてた男の子は 笑顔であたしに聞いた。 「はい・・・」 「良かったー!」 「あの、ありがとうございます」 一応お礼を言った。 「キミさー、名前は?」 「はぃ?」 「な・ま・えっ☆」 「宮村美姫です・・・」 「ミキちゃんかー!」 そう言って ニッコリ笑った。 なんだか子犬みたいな ホントに愛らしい笑顔。 「美しいに姫って書くの?」 「うん・・・」 相手がタメ語だったから 思わずこっちもそう言った。