天然100%



「美姫ー!」


駅前の銅像の前で
美鈴が手を振ってた。


「やっほー!」


あたしも手を振って
走って美鈴のとこに行った。


「どーしたの?」

「実はねー・・・」


美鈴はニヤニヤ笑った。


「今ね、遊斗の後つけてんの」

「えぇ!?なんで!?」

「1人でヒマだったしー」

「だからってさー・・・」

「で、今あの喫茶店にいるんだけど」


美鈴は駅の近くにある
喫茶店を指さした。


「うちらも入らない?」

「へ?」

「2人だと入りやすいし!」

「あーうん」


美鈴に引きずられて
あたしは喫茶店に入った。