天然100%



「あぁ?」


松崎が不機嫌そうに
あたしをにらんできた。

でも無視する。


「前にも何回か助けたことあるんだ」


遊斗が笑顔で答えてくれた。


「へぇー!すごーい!」

「俺ちょっと強くてさー」

「なにが?」

「ケンカ☆」

「ちょっとじゃねーだろ」


松崎がまた遊斗に話しかける。

ジャマなんだよもぉー!!


「お前たしか暴力団つぶしたろ?」

「そうだったっけー?」


暴力団!?
遊斗どんだけ強いの!?


「でも俺より啓介のほうが強いじゃん」

「そうか?」

「そうだってー」


遊斗より強い松崎!?
なんなのこの2人はー!?

あたしは驚きっぱなしだった。