「ああっ!待ちなさいっ」 逃げようとするあたしをハチは抑える。 『やめて…』 「まって!あたしの話を聞いて!」 ハチのくせに、力が強い… それによく考えてみると、普通のハチの十倍くらい大きい。 「あたしはあなたをパートナーにしなければならないの。 それが、あたしの国のしきたりで、もし失敗してしまったら、その時は…」 「…その時は、あたしは花に還ってしまうの」 ハチは悲しそうな顔をする。 でも、そんなこと言われても… あたしは、少し理性を取り戻したので聞いてみた。 『一つ…教えて?』