戦乙女と100の物語


あたしは驚いたまま、ギルガードのようにその場で突っ立っていた。




「あら、可愛いじゃない。あたしにピッタリね」


ハールアを見ると、もうすでに通信機を首にかけていた。



どうやらリボン型らしい。




『ハールア。今からあたしが外に出るから、ちょっとその通信機を試してみなよ』




そう言ってルーナが部屋から出ていくと、あたしたちは通信機から聞こえる音に耳を澄ましていた。




『…ザザッ…ピー』




まだかなぁ、とリルとナルはそわそわしだした。


そんな二人を、ハールアは静かにしてと軽く叱った。




まだかな…





『……えま…』



「今なんか聞こえた!」


「ちょっと静かに。
…ルーナ、聞こえる?」



もう一度耳を澄ますと、ノイズとともにいつもの声が聞こえた。




『あー。テステス…
みんな、聞こえますか?』



あたしたちは顔を見合わせてニッと笑った。




「大丈夫よルーナ!ちゃんと聞こえてるわ」



『…あっ!ハールアだね。よかった。今戻るよ。…ブツッ』




通信が切れたことを確認すると、うさぎたちはキャイキャイ騒ぎだした。



あんなので会話ができるなんて凄いな…

今まで、映画とかでしか見たことなかったよ~