今思えば、ハールアと初めて会ってから、まだゆっくり話したことなかったんだ…
あの時は本当にびっくりしたから…
「ユウリ」
あれ?
そういえば、何でハールアはあたしの名前を知ってるんだろ…
あたし、自分で言ったっけ…?
「ユウリ!」
『わっ!?』
目の前にハールアの大きな顔が迫った。
「あたしの話、聞いてた?」
『えっ…??』
ハールアは、はぁーっと溜め息をついた。
「だから、ギルガードのパートナーの事!」
ギルガードのパートナー…
『って誰?』
するとハールアは呆れたように言った。
「勇汰って言う人よ。
ユウリの知っている人だといいんだけど…」
勇汰ねぇ…。
あたしのクラスには居なかったな。
「その様子じゃ、知らないみたいね…」
『ごめんね。
でも、ルーナは?』
ハールアは頭を振った。
「知らないって言っていたわ。…まあ、あたしたちが探しだせばいいんだけだけどね」
『うん。だから、ギルガードもいっしょに旅するんだよねっ』
そこでハールアはニヤリと笑った。
「たっぷり遊んでやるんだから…ふふ」
『誰を遊んでやるって?』
扉のほうで声がした。
「ギルガード!
あんた、どこに行ってたのよ?」
ギルガードはあたしたちの所までくると、ソファの上にどかっと座った。
『…まあ、いろいろとな』


