『……!!!』
あたしは口をあんぐり開けたまま、倒れた男とルーナを交互に見ていた。
すると、ルーナが振り返った。
『ユウリっ。大丈夫だった?』
そう言ってニッコリと笑うルーナは、さっきとはまるで別人だ。
『あんなやつ、チョロいもんだね』
ルーナは腕を組んで
うんうんと頷いていた。
ーさっき絶対、ボキッて言ったよね…??
『フラットオフ』
パアッと光ると、元のルーナとリルが現れた。
「ナルっ!」
リルはナルを抱き締めた。
「はぅ、リル…痛いよ」
リルは慌てて離した。
「ごめんねナル。
ユウリも無事でよかったよっ」
『うん。二人ともありがとう』
ナルもルーナも照れ臭そうに笑っていた。
ーやっぱり、パートナーって似るものなんだ
「あっ、ユウリが笑ってるー!」
「ほんとだー!」
『えっ、あたしら何かした?』
『…ふふっ。何でもないよ』
きゃいきゃいと
楽しい声が空に響いていた。


