戦乙女と100の物語


『……!!!』




あたしは口をあんぐり開けたまま、倒れた男とルーナを交互に見ていた。



すると、ルーナが振り返った。




『ユウリっ。大丈夫だった?』




そう言ってニッコリと笑うルーナは、さっきとはまるで別人だ。




『あんなやつ、チョロいもんだね』




ルーナは腕を組んで
うんうんと頷いていた。




ーさっき絶対、ボキッて言ったよね…??







『フラットオフ』




パアッと光ると、元のルーナとリルが現れた。





「ナルっ!」




リルはナルを抱き締めた。




「はぅ、リル…痛いよ」



リルは慌てて離した。




「ごめんねナル。
ユウリも無事でよかったよっ」



『うん。二人ともありがとう』




ナルもルーナも照れ臭そうに笑っていた。





ーやっぱり、パートナーって似るものなんだ





「あっ、ユウリが笑ってるー!」



「ほんとだー!」



『えっ、あたしら何かした?』




『…ふふっ。何でもないよ』






きゃいきゃいと
楽しい声が空に響いていた。