男はニヤニヤしながら、ユウリたちの様子を窺っていた。
『さて、どうやって痛めつけてやろうか…
でも、早く始末しねぇとなぁ…』
すると、男は弓を構えた。
キリキリッ
『まずはそこのマント着たお嬢ちゃんから…』
ー足がすくんで動けない…っ
キリッ
『「フラットオン!」』
「ビュンッ」
矢が飛んできたと同時に腕を引っ張られた。
『ちっ』
矢は、またもやすれすれのところを掠めた。
『ありがと、ルーナ…』
ルーナの顔は怒りに満ちていた。
鋭く光った目が男を凝視した。
『なっ、なんだよその目は…』
ルーナの気迫が男を怯ませる。
『なんだよじゃねぇよ』
ルーナは吠えるように言った。
『あんた、ユウリを殺そうとしただろ!』
その瞬間、ルーナは跳んだ。
リルと一体化したルーナは、その力で身体能力が驚異的なものになっていた。
『何っ!?』
『ハァァァッ』
ボキッ
バサッ…


