戦乙女と100の物語


男はニヤニヤしながら、ユウリたちの様子を窺っていた。




『さて、どうやって痛めつけてやろうか…
でも、早く始末しねぇとなぁ…』




すると、男は弓を構えた。




キリキリッ




『まずはそこのマント着たお嬢ちゃんから…』




ー足がすくんで動けない…っ




キリッ




『「フラットオン!」』

「ビュンッ」





矢が飛んできたと同時に腕を引っ張られた。





『ちっ』




矢は、またもやすれすれのところを掠めた。




『ありがと、ルーナ…』



ルーナの顔は怒りに満ちていた。


鋭く光った目が男を凝視した。




『なっ、なんだよその目は…』




ルーナの気迫が男を怯ませる。




『なんだよじゃねぇよ』



ルーナは吠えるように言った。




『あんた、ユウリを殺そうとしただろ!』




その瞬間、ルーナは跳んだ。



リルと一体化したルーナは、その力で身体能力が驚異的なものになっていた。




『何っ!?』



『ハァァァッ』






ボキッ






バサッ…