僕の左手に…

「優也ー飯食おうぜー☆」

「あぁ。いつもんとこで?」

「あったりまえ♪」


『いつものとこ』

そこは僕らだけしか知らない場所


裏庭の奥



「要のパンなんだそれ???」

「なんか新商品ってやつ
うまそーだったから買った」

「甘そーだな」



「ねぇ…
付き合ってくれる気になった?」



どっからか声がした

男の声だ


『超自己チューな発言だな』

何で小声?


そこにいたのは…