「おっしゃ~ぁ! 俺は遠山 江利子を落としてみせるぜぇ~!!」 馬鹿デカイ声を張り上げて、ガッツポーズをした。 教室にいた奴らが、呆気にとられた顔で一斉に俺達を見た。 「バカ!!止めろよハズイだろ!」 興奮してる恭一を、どうにか宥めて、椅子に座らせた。 でも…江利子って、友達の俺から見ても、スゲー美人だ。 背は、大体俺と同じ位で、染めてないのに少し茶色い髪。 目は、パッチリ二重で、鼻筋通って、口も小さいけど、厚過ぎず、薄過ぎずで、とにかくバランスいい顔。 きわめつけが、手足が長い。