どれ位眠っていたんだろうか……。 目が覚めると、白い天井が見えた。 此処は何処なんだ? あぁ……保健室だ。 そんな時、俺の視界に江利子が、不安そうな顔で覗き込んできた。 「江利子……?」 「一也どう? 何処も何ともない?痛いとこ有る?」 早口で、どんどん質問攻めしてきた。