腹減ったなぁ…。 そんな事を考えていた時だった。 「一也~ぁ。」 江利子と桜が声をかけてきた。 「かなり出来たよねぇ。皆、普段体した事しないのに、その気になりゃ出来んじゃん。」 と笑いながら毒を吐く桜。 「だよなぁ…。よくこれだけ作ったよな。スゲェよ。」 腕を組んで、大工の親方の様に眺める直也。 「衣装もね、かなり出来たよね?桜。」 と、少女マンガの主人公の様に目をキラキラさせながら、桜とトークする江利子。 「モジャ男も頑張ったよ。」 ひそかにモジャ男を褒める俺。