コンビニでお菓子と飲み物を買って、江利子ん家に行った。

「暑ーぅい。」


窓を閉めて、エアコンのスイッチを押す。


エアコンが作動すると同時に、ひんやりと冷たい風が熱くなった俺の体を冷やしていく。


「あーもうエアコンなかったら生きていけないわ。」


エアコンの噴き出し口に向いて、目をつむる江利子。


そんな彼女を俺は後ろから抱きしめた。

「一也…?」


「も少しこのままでいて?」


廻した俺の手に、江利子が手を重ねた。