駅に着くと一也はもう来ていて、早く私の存在に気付いて欲しくて思わず 「一也ぁ、おはよ」そう叫んでいた。 何か、恋する乙女してしまった。 「おぅ。」 いつもの様に手を上げて応えてくれたのが嬉しくて、あたしは一也の腕に、自分の腕を絡ませた。