「一也…逢いに来てくれて、有難うね?一人だったらきっと最悪な事ばかり考えていたかも知れない…。
でも、逢ってこうしてるだけで、凄く安心した。
私は、大丈夫だから、元気な顔見せてあげて?」


「うん…。25日は、最高のクリスマスにしような?
江利子の我が儘聞いてやるから。」


「言ったからね?
いっぱい聞いてもらうからね?」


「はいはい。いっぱい聞きますよ、江利子姫。」


「やったぁー!!」

無邪気に笑う江利子に、俺もつられて笑った。


この笑顔を守ってやりたい…。


素直にそう思ったんだ。