美女と野獣!? ~モテない男と、美女のキセキの恋~

「いらっしゃいませ。斉藤様。こちらにご記入を、お願いいたします。」


差し出された記入カードに全部記入した。


「さっ、こちらにどうぞ。
お部屋まで、ご案内いたします。」


「でもさぁ、マヂやばいよね。
めちゃ綺麗。あっ、江利子あそこ、鯉が泳いでる!」


「ホントだぁ。」


窓の外の庭に泳ぐ数匹の鯉を見て、桜が興奮する。


「ホントだぁ~。
一也、ホラホラ!」

「お前ら、子供か?置いて行くぞ?」


俺は保護者か?


仲居さんに案内されながら、歩いて行くと部屋に着いた。



ガラッ



開かれた扉の向こうには、一面畳の部屋が有った。