美女と野獣!? ~モテない男と、美女のキセキの恋~

ったく、コイツには危機感ってもんがねぇのか?


俺は一人黙々と、やりかけの問題を解いていく。


「ねぇ…まだ勉強すんの?」


江利子が読みかけの漫画を置いて、ベッドから下りて俺の隣に座った。


「ねぇ、チューしよ…?」


俺の耳元で呟いた。

ドキンッ!


体中に、緊張が走った。


江利子の肩に腕を回して、俺の方へ軽く引き寄せてキスをした。


「ん……。」


江利子の漏らした声と、俺の頬にかかる息が理性を狂わせる…。