名前を呼ばれる度に、カズちゃんじゃないんだ…と気付かされる。


忘れるなんて出来ない。


私は、カズちゃんじゃないとダメなんだ。


高校になり、地元のハイスクールに入学したけど、この想いを叶えたくて、


親戚の家から通う事を条件に、日本に帰ってきた。


総ては、カズちゃんに逢う為に。


傍にいる為に。


あの時、言え無かった『愛してる』を伝えたくて…。