前を見ると、江利子に負けるも劣らぬ、美少女と呼ばれる部類の女子が、モジャ男の横に立っていた。


「えっとぉ…今日からこのクラスにお世話になります、山田 華(ヤマダ ハナ)と申します。
どうぞ、よろしくお願いします。」


そう言って、ペコリとお辞儀した。


その瞬間…。


「ヤベェー!!」

「彼氏いんの?」

「メアド交換しねぇ!?」


と口々に好き放題喋る、盛りのついたヤロー共。