「でもさ…。それで気付いた事が有る。」


「何に、気付いたのよ。」


江利子が、真っ直ぐに俺を見た。



ドクン…ドクン……



どうしよう。


ここにきて、めちゃキンチョーしてきた。


唾を飲み込む音が、江利子に聞こえるんじゃないかと思う程に……。


教室が暗くて、マヂ助かった。


今の俺……


スゲー顔赤いから。