「一也、もしかして此処まで走って来たとか?」


呼吸が乱れてる俺は、上手く喋れなくて頷くしか出来なかった。


「うそっ!マヂでぇ!?
運動苦手なくせに、どうして、此処まで走ってくんのよぉ…無茶し過ぎだし。」

そう言いながら、俺の背中を摩ってくれた。


「ハァ…ハァ…。
江利子に…話しが有って……。」


「何!?」


さっきに比べて、大分落ち着いた。