俺も、軽く頭を下げた。


「江利子は?」


辺りをキョロキョロ見渡す。


「友達と回ってる。」


咄嗟に出た言葉だった。


「ふぅ~ん。珍しいな。お前らが、別々に行動するなんてな。」


「そうか?」


「お前ら、マックのセットみたいに一緒じゃん?」


恭一……意味不だから…。


「まぁ、仲良くやれよ?
近いうち、飯行こうぜ?」


「おぉ。絶対だかんな?」

と俺の肩をポンと叩いた。


「じゃあな?」

そう言って、その場をあとにした。