運命~ダイスキな君へ~

「え。ルリ、顔真っ赤・・・」






・・・好き・・・?誰を・・・?






私が、リュウ君を?








「好き・・・なの?」








アズサちゃんの問いかけに私は小さくうなずいた。








「変だよね。私、記憶がないのにリュウ君を好きになった・・・。私に記憶がないからリュウ君、優しくしてくれてるだけなのに・・・・・」






リュウ君をいつのまにか好きになってた。







優しくて、記憶がなくても普通に接してくれて、特別扱いとかしなくて・・・。






でもね、気づいたことがあるんだ。







「リュウ君って、好きな人いるよね?」







リュウ君の好きな人。