運命~ダイスキな君へ~

やっぱり、慣れないや。







「リュウくーん!」








菜穂ちゃんの声が聞こえた。






菜穂ちゃんはリュウのとこに行き、楽しく話しかけている。








「なんだよ、菜穂かよ。」







「なによー。こんなとこでウロウロしてないで早く教室戻ろう」







後ろを振り向くと、2人は仲良く話している。








恋人みたいにお似合いだな・・・。






いや、もう恋人かもしれない。そんな雰囲気出てるし、噂もよく聞く。







「おお」






リュウは嫌がりもせず、菜穂ちゃんと歩いていった。






歩く直前、菜穂ちゃんがこっちをみて笑ってることなんてもう慣れた。







でも、リュウが隣にいないのはやっぱり慣れない。