運命~ダイスキな君へ~

ーーー・・・。







目の前にいるルリはまだ泣いていた。








「家まで送るよ」







俺がそういうとルリは首を横に振った。








そっか・・・。俺ら別れたし、余計なお節介だよな。








「ルリ、ゴメンな。幸せにできなくて。ずっと一緒にいようっていったのに約束守れなくてゴメンな」







俺はルリの頭をなでた。







今の俺にはこうすることしかできない・・・。







「ルリ・・・。幸せになれよ。お前を幸せにしてくれる奴が絶対いるからな」







俺はルリの頭から手を離した。








「すげー好きだった。じゃぁな」






俺は公園を出た。