運命~ダイスキな君へ~

「リュウ君、怪我させちゃうけど・・・。いいの?」







菜穂ちゃんは「そうなったらバスケどころじゃないよね」といった。









「リュウのこと好きならなんでそんなことするの?」









「んー。手に入らないのって、リュウ君が初めてだったの。だから、どんな手を使っても欲しくなった。それだけー。」








私はこんなに人に憎しみを抱いたのは初めてだった。








「ねぇ。どうするの?私、あんまり待つの好きじゃないんだけどー。さっさと別れてね。リュウ君を守りたかったら。」









菜穂ちゃんはそういって歩いていった。








ーーー・・・






「ルリ?どうしたの?」







「んー」